残暑きびしい中、お元気で活躍のことと拝察いたします。
さてアメリカのサブプライムローンの破錠に端を発し、原油、資源、食糧の異常な高騰は、世界の経済活動を後退させています。日本経済も過去最長と言われた好況に終止符が打たれ、4月〜6月で△2.4%の成長率となり後退に入ったと報道されています。我が国経済の場合、ほとんどの中小企業にとってはその間、好況感が感じられることなく、更に厳しさが増したと表現した方が正確だと思います。政府は緊急経済対策を講じると発表していますが、過去の例から中小企業には期待はもてないと思われます。本来好景気は我々自身で作り出すもので、政策で出来るものではありません。中小企業が全般で良くならねば日本経済は良くなりません。地方が元気にならねば日本全体が元気になりません。
「ものづくりネットワーク」を6月27日に建て上げて以来、ネットワークを発展的に展開するために世話人会を開いて検討してきました。今一番大切なのは会員全員が業種の違いや企業規模の大小に関係なく、心から信頼し合うこと、お互いを良く知り合うことです。その上で、各自が長年培ってきた専門技術や情報、オンリーワン商品の特性を開示することによって、お互いに刺激し合い、自らにない技術を補完しあうことで新商品の開発につながり、販売先の拡大につなげる。地域の活性化にもなりネットワークの目的にもかなうことと結論しました。
そしてお互いをもっと知り合うことを主な目的として、8月11日(月)に交流会を開催しました。皆様に通知したなかで約30名の出席者がありました。いろんな話が持ち上がり皆さんが楽しみながら語り合う会になり、第一回目とは思えない盛況振りでした。すでにネットワークにつながる話も出ていました。回を重ねることで確実に新しいビジネスチャンスを生み出せる機会となることを確信しました。
今年の「ものづくりメッセ2008」は11月9日(日)、10日(月)に地場産業振興センターで開催します。ネットワーク会員には、自社の最も得意とする技術力や素材の発表の場であり、他方では他社の持っている開発力や技術力を知る機会でもあります。ネットワーク会員が全員参加されますと、ネットワークの幅が広くなり、メッセの内容も深まります。大きいビジネスチャンスにもなります。ご参加をお待ちしております。
葛城山麓を中心とするこの地域は、日本最初のものづくり技術集団が形成された地域であります。今回のメッセは広く橿原市・葛城市・香芝市・御所市・広陵町の「ものづくり」の重要さと開発の必要性を常に考えておられる経営者に参加していただきたいと考え、各商工会議所・商工会を通して呼びかけました。その上で「ものづくりネットワークに入会していただければと思っております。
事業所のプレゼンをする気持ちで「ものづくりメッセ」にご参加いただきますようお願いします。
また大和高田ものづくりネットワークの入会登録がまだお済でない方は登録票の提出をすみやかにお願いします。
ものづくりネットワーク代表世話人 酒本昌彦
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