「大和高田・橿原・葛城 ものづくりメッセ2010 」
お客様との対話から始まる価値の発見!

開催報告
会 期    平成22年11月6日(土曜) 7日(日曜) 10時〜16時 (やまとたかだ元気ウィーク期間)
会 場    奈良県産業会館(大和高田市幸町2−33)   入場無料
主 催    大和高田商工会議所・大和高田ものづくりネットワーク・橿原商工会議所
協 力    香芝市商工会・葛城市商工会・広陵町商工会・御所市商工会
参加数    企業展示(販売)      55事業所
         食のサーカスフードピア 20事業所
         支援機関           9事業所
         産学連携           5校
来場者    6日(土曜日) 6000人 7日(日曜日)5000人   計11,000人
活用施策  平成22年度奈良県商工会等地域広域活性化事業補助金
後 援    近畿経済産業局 奈良県 (財)奈良県中小企業支援センター  奈良県商工会議所連合会 奈良県商工会連合会
        (社)奈良工業会 奈良県繊維工業協同組合連合会 JAならけん 奈良テレビ放送梶@鞄゙良新聞社 大和高田市 橿原市

概  要
T 本事業の目指すところ
平成19年開催の大和高田ものづくりメッセ2007より数えて第4回となる今回は、徹底してお客様との対話を図ることをテーマに開催しました。
この不況の下、「うれる仕組み」を自ら作り出す「マーケティング」研究の場としてこの事業を活用し、積極的にお客様との対話を図ろうと出展事業所に呼びかけました。
各社の製品やサービスはお客様の求めておられる価値に合うものでしょうか。もてる技術を活かした製品改良、新たな開発、売り方の研究などにつながるヒントは、目の前のお客様の声に隠れています。
BtoBの展示会ではなく、出展企業と市民が一体となって地域の企業の発展・産業振興を目指す展示会にしたいという明確な願いをもって本事業を開催いたしました。

U 目的実現のため工夫したこと   

  1. 4つテーマグループによる展示

<お客様の関心はどこにあるでしょうか>

過去3回の開催では業種別に展示をグループ化してきました。今回はお客様の関心を想定し健康・安全安心・機能・環境 4つのテーマを設け、異業種企業がグループを構成し展示を行いました。

2.質問ボードによる対話のきっかけつくり
<マーケティングに活かす質問づくり>
出展者はお客様から何を聞きたいのか、また聞くべきなのか、質問を考えるところからマーケティング研究の第一歩を始めました。
単なるおしゃべりではなく、結果をマーケティングに活かす質問の方法について、開催準備期間中出展社は2回にわたり勉強会を実施し準備をすすめました。

   お客様がシールをはって答えることが出来る簡単な質問をボードに掲示し、さらに深く尋ねたい企業は個別アンケートを実施しました

3.メッセdeらりー」開催による市民参加の促進
<ものづくりは料理とおなじ みんなの意見が聞きたい>
4つのテーマから必ず1つ、全部で5つ以上のブースで対話し、ブース番号のスタンプを集めた人は、抽選で企業から提供された製品やフードピアチケットをゲットできることとしました。

奈良テレビ放送葛ヲ力

V 成果
1.「メッセdeらりー」参加者 2日間で1,856人  
どれくらいの人が参加してくださるか読めない中で、集めるスタンプを最低5つとしましたが、ほとんどの人が5社以上の企業と対話をしました。
また360人もの人から質問ボードの回答をえた企業がありました。200サンプルの回答があれば、10,000人のサンプルとほぼ同じ傾向を掴むことが出来るといわれています。
メッセ終了後開催した成果報告会では、お客様の意見に目からうろこ、と多くの企業が発表しました。

2.ラリー参加者が選んだ、最も心に残ったブース
質問ボードにシールを張ったお客さんが多いブース(=対話の多かったブース)ほど、お客様の心に残り、選ばれています。お客様は企業から製品について学びその企業を知ることに喜びを感じていることが分かります。

3.ここから始まるマーケティング
11月18日(木曜)フードピア出展社成果報告会
11月19日(金曜)フードピア出展社以外の成果報告会を開催
フードピアの会では、この後の店売り来店につなぐことを目指す
19日の参加企業の会ではマーケティングに活かせない質問をした事業所はどう改善するか、アンケートサンプルを多く得た企業はこれから何をどう改善していくか検討しました。

W 食のサーカスフードピア  (11時〜16時)     当日チケット販売1000円

X 企業相談コーナー
1.小企業応援センター事業  マーケティングに活かすために消費者の声を聞くサポート
2.(社)発明協会奈良県支部 産業財産権に関わる相談
3.社会保険労務士会      

4.e-Tax体験コーナー 葛城税務署

5.奈良県工業技術センター  
6.「心と体の健康管理」 葛城保健所
Y ものづくり技術・科学への関心を養う「おもしろ体験コーナー」

1.大和木綿体験 機織り・さをり織り・綿繰り
協力 奈良芸術短期大学染織研究室・さをり織り広場・大和高田商工会議所わったーらんど委員会
2.木パズル・ロボット操縦・野菜のDNA抽出
協力 奈良県建築士会青年委員会・奈良高専・奈良県農業総合センター
3.藍染め
たばり繊維加工・奈良芸術短期大学染織研究室

Z 産研学連携推進   
畿央大学・奈良芸術短期大学・奈良高専・奈良文化高等学校
企業の産学連携相談と学校紹介
大和高田市立高田商業高等学校
地域特産品販売

  展示会場・フードピア会場のブース補助員としてサポート

開会式    11月6日(土) 9時30分 

交流会    11月6日(土) 17時30分